「値段をできるだけ安く、そしてできるだけ高いスペックで」
誰も教えてくれない疑問にお答えします。
油圧シリンダーの値段と、スペックの選択って、どうすればよいのか?
お客様でよく言われるのが「値段を安くして、そして高いスペックを実現してほしい」というものです。
お客様の気持ちはよくわかります。自分たちが汗を流し作った資金ですもの大切に使いたいですよね!
しかし、この漠然とした気持ちを具体的に実現するにはどうしたらよいのでしょう?
少し視点をずらして頂いて、「値段が安く」とはなんなのか?「高いスペック」とはなんなのか?
…ここが誰も教えてくれないところです。
そこで、誰も教えてくれない、知っておきたい疑問にお答えします。
値段を安くするには、自分で作るのが一番
まず安いところ。
一番安く済ませるには市販品を購入して自分で組みつけるのが一番安く仕上がります。
でもリスクとしては、もし部品の選択を間違えれば、最悪機器はすべて破棄ということもあります。
それをしないために当社のような所が存在するのです。
たとえば油圧シリンダーとひとことで言っても、手で持つのか?水につかるのか?取り付け、加える圧力などさまざまな使用環境があります。
そしてそれらのスペックの選択をもし誤ると、機器は壊れてしまうのです。
時には最悪人身災害につながる可能性さえあるのです。
このような事を考えた時、値段とは何なの?=安い事とリスクは比例すると考えます。
その点はお客様にお考え頂きたいところです。
高いスペックについては 圧力×材質×重量 で決まります。
高いスペックについて。
お客様には、譲れないスペックがあることでしょう。
油圧シリンダーの場合、とくに圧力と材質と重量が関わってきます。
圧力が低い場合(3.5Mpaとか)は材質が低いものでもかまいません。
しかし、圧力が高くなってくるほど材質が低ければ重量が増加していきます。
高いスペックとは、「圧力×材質×重量の関係の一番よい点」を探す所にあります。
また、材質を高めると、加工をやり辛くなるという一面がでるのです。
このようにお客様のスペックに対応するための最適な設計をし、値段を出しますが、限度を超えての値段というのは、本当にお客様のリスクを高めるだけになるのです。
高いお店の「高い理由」
「値段が高いじゃないか」と思う方もいると思います。
その通り。一切否定は致しません。私たち、決して安くはございません。
しかしこれだけは、大声で叫びたい。
私たちは設計において導いた最善の値段を出しております。
それは、値段に見合う高いレベルの技術を提供していること。
だからこそ、お客様に利用して頂いているのだと思っております。
それでは値段が安い店に対して、高い店はなんなのかという疑問です。これが、結構難しい。
この疑問に対して私のような所で答えると、「値段が高いものは、材料の質を落とさず、設計をし、腕のよい職人に仕事をしてもらっているか。」ですね。
値段は高くても評判のよい店はありますよね。
ほんの少しの情報ですが、参考にして頂ければと思います。